「日本の家は夏を旨とすべし」
日本の住まいを考えていく上であまりに有名な古典の一節があります。吉田兼好は「徒然草」のなかで、「家は夏を旨とすべし」と書かれています。高温多湿の日本の夏をいかに過ごすかを大切に考えていたことが分かります。南に面して大きな開口を設け通風を取ることで柱や梁といった構造上主要な材料を長持ちさせ、 永く住むことの出来る家の仕組みを造りあげてきました。現代の日本は、昔のように自然に囲まれた状況ではなく、都市化が進みコンクリートに囲まれた現代では、住宅の断熱は、不可欠で重要な項目のひとつです。
地域の方から愛される、プライベートメーカーへ
当社の製造する断熱材の特長は、地域の新聞紙を集め製造し、地域の住宅に供給する 住宅用断熱材の『地産地消』です。地域のプライベートメーカーとして、生産者の顔が見えて話の出来る、お客さまとの身近な距離感を一番大切に考え、セルロースファイバーの原料となる古紙(主に新聞紙)を、地域のご家庭から積極的に取り入れています。
建築中のお客さまには、新聞古紙はもちろんのこと、お子様のテスト用紙や絵、ご家族の思い出の紙など生活ででる紙料をご提供いただき、断熱材に加工して建築中のお客さまの家に使う「断熱材のオーダーメイド」という、楽しい取り組みも対応しています。工務店様には、ご自身のプライベートメーカーと考えていただき ご自由に使っていただければと思っております。
ご連絡いただければ、いつでも工場を開放し、リサイクルの工程から、断熱材の施工体験、施工後の断熱・防音・防火・調湿実験など、体験型の見学内容をご用意しております。
『地産地消』に取り組みことは、輸送コストを減らすことで断熱材の価格を抑えることになり地場工務店様の活性化とつながり、同時に、輸送時に発生するCO2削減にもなり、環境を考える面でも地球温暖化防止との、両立に取り組むことができます。これから、地域の方たちから愛されるプラベートメーカーになれるように、努力してまいります。
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